
瓦は天然原料である自然の粘土を原料とした焼成品です。粘土は採取場所により、その成分・性質は微妙に異なり、また同一場所の採取でも全く均一ではありません。このように瓦は原料自体が均質化された工業原料ではなく、自然から生まれた生きた粘土を使うため、それ自体が機械化に向くようにできていない為、科学的な管理が難しい焼成品です。日本の瓦は約1400年以上前から作られてきましたが、製造技術・焼成技術が飛躍的に進歩し、大量生産できるようになった現在でも「瓦は天然材料を使った自然素材である」ことをご理解いただき、その特性をあらかじめご承知置きください。
■粘土成分の違いや気圧など気象条件による焼成窯内雰囲気の変化により、微妙な色ムラが発生している場合があります。■焼きもの特有の若干のネジレや寸法のバラツキがある場合があります。また瓦は重ね合わせて施工していきますので、葺き上げ後に瓦と瓦の間にスキマが発生することがあります。■施工後、日焼けによる色あせやホコリの付着などによる色合いの変化が発生する場合がありますが、屋根材としての品質・性能および耐久性を損なうものではありません。■陶器瓦(釉薬瓦)は貫入(かんにゅう)と呼ばれる表面亀裂が発生する場合がありますが、これは焼き物製品特有の釉薬表面層に発生する亀裂であり、屋根材としての役割を損なうものではありません。■陶器瓦(釉薬瓦)には釉薬にピンホールと呼ばれる小さいへこみや粘土素地の露出が発生する場合があります。釉薬の気泡や粘土に含まれる有機物などが燃焼して発生するものですが、焼きものとして、また屋根材としての品質上の問題は一切ありません。■強風雨時等、瓦の隙間から、しぶきが入る恐れがあります。■立地条件により、瓦表面にコケ等が発生することがあります。これは瓦の表面層に発生しているものであり、屋根材としての品質や性能を損なうものではありません。■切妻部の袖瓦から雨水の水滴が落ちることがあります。これは、野地部に雨水が進入する雨漏りではなく、一般的な現象です。■成型後の乾燥から高温焼成時に素地が収縮する事によって粘土が動き、切れが発生する場合がありますが、強度には問題はございません。■成型時の金型内で粘土が動き、瓦曲面周辺にシワが発生しますが、漏水や強度には問題ございません。■瓦の耐久性を高めるために高温焼成をおこなうと表面は硬く焼結されます。そのため、梱包や輸送時に多少のメカケが混入します。■いぶし瓦は経年変化による黒ずみなどの色変化が発生する場合がありますが、これは自然素材であるいぶし瓦特有の現象であり、品質の劣化を伴うものではありません。■いぶし瓦は粘土に含まれる鉄分が瓦表面にある場合、雨水により点状の赤錆が発生する場合がありますが、これは表面層での一時的な現象であり、品質の劣化を伴うものではありません。■製品は改良のため予告なく変更する場合があります。
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